これまで対面や実店舗で営業していたけれど、ネットからの販売をしたい方へ。
物販、サービス、デジタルコンテンツ、販売対象や規模によって、ネットショップの開設方法の選択肢はたくさんあります。
ネットショップ開設のためのサービスやツールや支援業者もたくさんあります。
ここでは『ASP型ネットショップ開設サービス』を中心に整理してみます。
5タイプのネットショップ開設アプローチ
タイプ1:モール型ネットショップ開設サービスを利用する
事例
- Amazon
- 楽天
- Yahoo!
- 通信会社等のショッピングサイト
制作負荷/運用負荷
軽い/軽い
制作コスト/期間
- 自作:無料
商品点数10点くらいなら1週間程度 - 外注:5~10万円
商品点数10点くらいなら1週間程度
メリット
- 安く、短期間で始められる
- モールのブランド集客力
デメリット
- 競合が強い
- 独自性を出しにくい
- 埋もれてしまうので、目立つためには広告費や上位プランへの変更など追加コストが必要となる
タイプ2:オープンソースでネットショップを自作/外注する
事例
- EC-CUBE
- Maganto
- WordPress+プラグイン
制作負荷/運用負荷
自作:重い/重い
外注:軽い/中程度
制作コスト/期間
- 自作:無料
プログラムスキルが高ければ1カ月程度 - 外注:サブスクリプションなら数万円~
商品点数10点くらいなら1~2週間程度 - 外注:制作委託なら十数万円~
商品点数10点くらいなら1~2週間程度
メリット
- 自作:独自性が高く、自由に機能を組むことができる
- 外注:サブスクリプションの場合、安価に済む場合がある
デメリット
- 自作:専門知識が必要、トラブル対応やセキュリティ対策やバージョン管理
- 外注:サブスクリプションの場合、仕様変更毎に費用が上がっていく
タイプ3:ASP型ネットショップ開設サービス
事例
- Spuare
- BASE
- STORES
- Shopify
等最近多数のサービスがリリースされている。
制作負荷/運用負荷
軽い/軽い
制作コスト/期間
- 自作:無料
商品点数10点くらいなら1週間~ - 外注:10~30万円
商品点数10点くらいなら1週間~
メリット
- 安く、短期間で始められる
- ホームページやアプリ連携で独自性を出すことができる
- 選択肢が多い
デメリット
- 月額料金や決済費用がかかる
- 選択肢が多く、どこを利用するか決めにくい
タイプ4:ソフトウェアと制作サービスのパッケージ
事例
- EC-Orange
- ecbeing
- ebisumart
制作負荷/運用負荷
中度/重い
制作コスト/期間
- セミオーダー:数十万円~
2カ月~ - オーダー:数百万円~
2カ月~
メリット
- 自由度が高く、機能充実
- 大規模なサイトやモールまで制作可能
デメリット
- 費用が高く、制作期間も長い
- 月額サポート料金
タイプ5:フルスクラッチで開発する
事例
- 大規模企業のECサイトやモール
制作負荷/運用負荷
重い/重い
制作コスト/期間
500万円~
メリット
- 思い通りのサイトを構築できる
デメリット
- 費用が高く、制作期間も長い
- 制作は全て委託
- 月額サポート料金
ASP型ネットショップ開設サービス 4選
ASP型ネットショップ開設サービスを利用するにあたって、選ぶポイントは4つです。
- 決済方法の選択肢
- ご自身の業種・業態とサービス側が得意としているマーケットの適正
- ご自身のメディアや実店舗のシステムや端末等と連携させる機能
- コスト
上記ポイントを考慮して、4つのメジャーなサービスを紹介します。
Square
決済方法
- クレジットカード決済
- 請求書決済、定期決済
- PayPal
- POSレジ
- 電子マネー
適正業態
- 店舗型
- 店舗とネットのハイブリッド型
- 訪問型サービス
メディア連携
- ホームページ
- SNS
- POSレジやカードリーダー端末
コスト
- 初期登録費用:無料
- 決済費用:カード 3.6~3.95%
- 振込手数料
BASE
決済方法
- クレジットカード決済
- コンビニ、銀行払い
- PayPal
- キャリア決済
適正業態
- ネット専売
- 店舗販売との併売
メディア連携
- ホームページ
- SNS
コスト
- 初期登録費用:無料
- 決済費用:3.6%+¥40
- サービス利用料:3%
- 振込手数料
STORES
決済方法
- クレジットカード決済
- コンビニ、銀行払い
- PayPal
- キャッシュレス、キャリア決済
適正業態
- 物販
- 店舗とネットのハイブリッド
メディア連携
- WEAR、note、メルマガ・ニュース
- SNS
コスト
- 初期登録費用:無料
- フリープラン:決済費用5%+月額費用¥0
- スタンダードプラン:決済費用3.6%+月額費用¥1,980
- 振込手数料
shopify
決済方法
- クレジットカード決済
- コンビニ決済、コレクト
- キャッシュレス
- Shopify ペイメント
適正業態
- 店舗
- 店舗とネットのハイブリッド
- 訪問型サービス
メディア連携
- ホームページ
- SNS
コスト
- 初期登録費用:無料
- 月額費用:29$~
- 決済費用:国内カード 3.4%~
- 振込手数料
まとめ
ネットショップ開設アプローチとして5タイプ紹介いたしました。
- モール型ネットショップ開設サービスを利用する
- オープンソースでネットショップを自作/外注する
- ASP型ネットショップ開設サービス
- ソフトウェアと制作サービスのパッケージ
- フルスクラッチで開発する
予算規模、業種・業態などによって採用するアプローチは異なります。
中小規模法人・個人事業主であれば、ASP型ネットショップ開設サービスを利用することが現実的です。
そのASP型ネットショップ開設サービスのなかでもメジャーな4件紹介させて頂きました。
- Square
- BASE
- STORES
- Shopify
ご紹介した内容が時期によっては実際のサービスと異なったり、適正情報が皆様の事業とは少し異なることもあります。ご自身での確認と判断をお願いします。
他にも多くのASP型ネットショップ開設サービスは選択肢があります。技術進歩のスピードも速いので、どのサービスを利用するのが自身の事業や要件にマッチしているのか、決定するのは大変かもしれませんが、この情報がお役に立てれば幸いです。
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